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2010年9月30日 (木)

生産をいつ行うべきか

ロジスティクスコンサルタント、物流コンサルタントの大原章道です。

ロジスティクスシステム(広義の物流システム)の5要件から、物流上の問題点を診ていきましょう。今回は (3)生産にいつ着手するべきか です。

顧客の需要に対応出来るだけの製品を、投入する資源にムダが発生することなく生産することが、賢い生産管理です。従って、販売機会ロスを防止するために発注点を設定し、工場や物流拠点にある完成品在庫がそのラインに達したら、生産に着手します。これが、いわゆるカンバンです。カンバンは作り過ぎのムダを押さえるツールです。生産指示カンバンには、生産する数量が記載されている「生産指図書」でした。

生産に着手するタイミングを考える上で、ムダと同時にムリが発生しないかに留意しなければなりません。ムダやムリが発生しない様にするために、生産小ロットの極少化や混流生産を行う訳ですが、この小ロット化や混流生産の「時間的、量的な括り」を出来るだけ小さな単位にすることが、在庫ロス防止に役立ちます。

また、生産計画を手配計画から日程計画にブレイクダウンしていくことで、さらには、生産の差立てをフォワード方式でなくバックワード方式にすることで、在庫ロスは削減できます。

特に、受注生産を行っている企業では、バックワード方式で生産計画を立案することが在庫ロスの削減には効果が大きいです。せっかくの受注生産のメリットを活かしきる様にするべきと思います。

生産着手の最適な時点を推し量るためには、当たり前ですが、押し込み販売の中止や流通チャネル上の在庫量も捉えておく必要があります。まずは、自社でできる取組みを行いながら、取引先を巻き込んで取組みの幅を広げることが肝要です。

その時に、如何に取引先にメリットを訴求できるかがポイントとなります。

次回はこのあたりの話を。。

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