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2010年8月31日 (火)

物流システムの問題点

ロジスティクスコンサルタント、物流コンサルタントの大原章道です。

前回記載したロジスティクスシステム(広義の物流システム)の5要件に照らしながら、物流上の問題点を診ていきましょう。

まず、(1)の「在庫をどこで保有するか」が決まっていない場合、決まっていても運用が手続き通り行われていない場合、決まっているが物流システムとしては設計が不適切な場合があります。

メーカーは生産拠点を持ちモノ作りを行いますが、出来上がった完成品を工場内に保管するのか、工場隣接や近郊の物流センターに保管するのか、需要地に近い物流拠点に保管するのかなど様々ですが、ローコストなオペレーションを目指すなら、工場やその近郊に保管する方がいいです。

モノは動かすとコストが掛りますし、工場に空間ができると、やはりスペースに余裕のある分だけ作り込んでしまいます。いつでもすぐに目に付くように完成品をまじかに置いておくことがムダなモノ作りを防ぐためには大切です。

製造サイドとしては、出来上がった製品を手早く倉庫に移動させて次の製品作りをしたいと思うでしょう。また営業サイドとしては、手元に製品を置いておいて急なオーダーに対応したいとか、あるいは売れている商品なら手元に置いておき商品を囲い込んでおきたいと思うでしょう。実際、ある支援先では各地区の営業所が独自に手配した倉庫に、製品を保管していました。

これらの現象が起こる原因は、

1.在庫の可視化ができていないこと

2.在庫削減に対する動機づけがされていないこと

3.必要な在庫量に対する共通認識がないこと

が考えられます。

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