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2010年6月 7日 (月)

在庫データもマーケットインで駆け上がるNO.2

ロジスティクスコンサルタント(中小企業診断士)の大原章道です。

在庫データ収集は最も市場に近いところから始める、と言いました。具体的にデータを集める場合、マクロからミクロに展開していくことが物流の全体像を俯瞰する上で大切です。

例えば、一つの工場と東西にそれぞれ物流拠点がある企業の場合、工場,拠点単位別、出荷先別に出荷データを収集します。この際、出荷先を県別に捉えマクロな視点で俯瞰、その後に市町村単位で分析していきます。出荷先を県別に捉えることで、拠点配置の適否が分かります。

九州地区に出荷するのに東日本の物流拠点から出荷している等、配送コストが割高になっている問題点が見えてきます。この様な現象が発生している原因を、「なぜ」を繰返していくことで把握します。(以下に例を示します)

①なぜ、九州に東日本の物流拠点から出荷するのか?

②オーダーされたSKU在庫が、西日本の物流拠点に無かったから。なぜそうなのか?

③工場から西日本の物流拠点に、製品が移送されてこなかったから。なぜそうなのか?

④移送計画が立案されていなかったから。そぜそうなのか?

⑤九州地区の需要予測が策定されていなかったから。

対策➔需要予測を立案し、市場に対応する在庫を拠点で保管する。

これで良いでしょうか??

いいえ、正しい「なぜなぜ」が出来ていません。

以下に、なぜを追求する時のポイントを挙げておきます。

1.時期や時点、傾向を記述する。・・・作業者,管理者,監督者別に問題点が明確化し、よって、階層別に採るべき課題も分かる。

2.事象をフロー(流れ)で追う。・・・組織の機能別に問題点が明確化。例えば、生産部門のサイクルタイムに問題があるのか、販売部門が立案した販売計画に問題があるのかが分かるため、漏れのない対策が各部門でとれる。

3.作業を細分化する。・・・誰が間違ったのかが分かるため、個人的な話(心理的な面など)は避けながら、ミスの本質に迫る事ができる。

4.4ステップで考える。・・・情報,受取,判断、行動の4ステップで切り分けることで、人為的なミスの原因が分かる。

5.基準は何かを記述する。・・・「○○に対して△△になった」など基準を意識することで、計画,実行,統制のどの段階に問題があるのかが、明確になる。

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