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2010年5月 5日 (水)

物流データを調査しました。その結果は・・・

ロジスティクスコンサルタント(中小企業診断士)のあきです。

現状を把握するためには、事実を淡々と客観的に調査します。私が伺った某所での物流改善現場では、以下の様な事がありました。

まず現場を拝見したうえで、担当役員や管理者の方にヒアリングしました。ヒアリングでは、在庫回転日数は30日未満との事でしたが、現場の作業者はいっこうに動かない滞留在庫があることを肌で感じて承知していました。

SUK単位で、データを収集し調査すると、最大で5年分の販売に対応する在庫が保有されている現実がありました。この5年分は物量に対するものですが、担当役員にヒアリングした時に伺った「在庫回転日数30日未満」は金額(売上高)に対してのものでした。

何をどう管理するかは大切なことで、現場に近い層の管理者は、自身のアクションの対象に焦点を当てるべきであり、物流現場ではSKUを個数で管理すると言うことになります。役員など現場と距離のある階層の方は、管理する対象は金額となるでしょう。

数量で管理することをユニットコントロールといい、金額で管理することをダラーコントロールといいますが、誰がどの管理方法を採用するのが適当かを見極める必要があります。在庫管理の対象となっている商品も、高額品もあれば廉価品もあり、売上高を基にした資本効率をグロスで把握すると、事実を正しく把握できません。従って、このような場合は経営判断を誤ってしまいますし、ロジスティクス改善はもちろん、物流改善も困難でしょう。

判断するの足る基準を選定し、明確化する。そして、データを収集して土俵に上げて、初めて問題点が見えてきます。問題点が把握できるから課題も分かります。

ただ留意するべき点もあります。それは、データを収集して土俵に上げる時です。土俵の上げ方、つまりデータの見せ方で、錯覚を招くことがあります。グラフの作り方などには、情報を発信する側の意図が過度に入らない様、事実を正確に認識できるようなグラフ作成上の配慮が必要です。

続≫

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